患者数が増加している前立腺癌の主な症状と治療法について

前立腺は男性特有の生殖器で膀胱の真下にあり、主な働きとしては前立腺液の分泌で精嚢から分泌された精嚢液を精巣で作られた精子と混ぜることで精液を作る他に、尿の排泄機能なども担っています。この前立腺に関してですが日本では高齢化に伴って前立腺癌と診断される患者の数は増加しているのです。

前立腺癌は初期の状態だと自覚症状も無く、見付かるきっかけとしては健康診断やがん検診で行われているPSA検査であることが多いです。しかし、PSA検査を受ける機会がなく初期の状態から癌が大きくなると、尿道が圧迫されることで尿の出が悪くなる排尿障害や残尿感といった症状が現れます。更に癌が膀胱や尿道まで広がると尿や精液に血が混じることがあります。

前立腺を早期発見する手段としてはPSA検査が最も有効的で基準値より高く検査結果が出た場合には、直腸診・MRI検査・超音波検査といった精密検査が行われます。そして、精密検査によって前立腺癌であることが疑われる場合には前立腺の組織を針生検にて採取して前立腺癌の有無を確定診断させます。

前立腺癌の主な治療法には手術療法・放射線療法・ホルモン療法の3種類があり、前立腺癌の進行具合や癌の悪性度・患者の年齢や体力等が総合的に判断されて治療法が決まります。手術療法は主に年齢が若く癌の転移の無い患者に実施されることが多く、根治を目指して前立腺全摘出を行うことで癌を全て全て取り除きます。

そして、前立腺を全て取り除いたとしても生殖機能に影響はありません。次に放射線療法に関しては癌が精嚢以外の他の臓器に浸潤が無い全ての患者に有効な治療法で、体外から放射線を照射する外部照射と、前立腺に直接放射線の出る小さな粒状の容器を埋め込む小線源療法の2種類が挙げられます。そして最後にホルモン療法となりますが、ホルモン療法は前立腺癌の成長に関係している男性ホルモンの産生を抑える治療法で、精巣を手術で摘出する方法の他に注射剤を定期的に用いることで科学的に去勢された状態を作り出す方法があります。

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